300
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2007/09/26
- メディア: DVD
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奥さんが300をレンタルしてきたので一緒に見た。
映像は凝ってて、すごい!と思うんだけど、演出がなぁ。。最後のシーンとかもっとドラマチックにやってほしかったな。つっこみどころも色々あって最終的な評価は5点満点で2.5点くらいかな。
そもそもこれ作り話なのかどうなのか、ってところをWikipediaで調べてたらだんだん面白くなってきて(ちなみに実話です)、ギリシャの歴史についてずっと調べてました。ついでなんでちょっと備忘録程度に記録を。
■ペルシア戦争
映画の舞台はこれ。ペルシア軍30万に対して、スパルタ軍300。結局はスパルタとアテナイを中心としたギリシャのポリスの連合軍で戦い、侵攻を防ぐ。(紀元前492〜紀元前449)
■ポリス間の対立
ペルシア戦争以前からポリス間では対立があったものの、戦争後は再度ポリス間の対立が目立つようになり、特にスパルタとアテナイが対立。ギリシャ全土を巻き込むスパルタ対アテナイの戦争が勃発。なんとスパルタがペルシアの支援を受けて勝利。この時海外から富が流入し、好景気に沸く。しかしこれが結果的に貧富の差を生んでいき、スパルタの鉄の結束が崩れだし、衰退。(紀元前371年頃)
■ギリシャ統一とアレキサンダー大王
ペルシアとギリシャの中間に位置したマケドニアが、アテナイとテーバイを中心としたギリシャ軍に勝利し、マケドニアがギリシャを統一した。(紀元前337年頃)
ここから登場してくるのが有名なアレキサンダー大王。彼はペルシャ帝国を滅ぼし、エジプト征服などを行い、東西に渡り文化がひろがっていく。ヘレニズム文化。ここら辺までくると大分知っている事が出てきます。当時の知が集約されたアレクサンドリアが出来るのもこの辺り。ギリシャ彫刻が私達のよく知る仏像を生み出すきっかけになったり、スフィンクスが狛犬やシーサーになっていくわけですね。
ちなみにアレキサンダー大王の死後はまた色々相続争いが起こったりしてローマ帝国に吸収されていく。。
ふー、大分つながりました。面白かった♪