流星光底長蛇

今、司馬遼太郎坂の上の雲を読んでるんですが、次のような文章に遭遇しました。

要するに日本側は流星光底長蛇(りゅうせいこうていちょうだ)を逸した。

要するに、ってあるけど、さっぱり意味が分からん!!熟語のようだけど四文字じゃなくて六文字?だし、なんだか中途半端な・・・と気になってました。こんなときはgoogle先生に聞いてみよう!ということで調べてみたところ、日本外史で有名な頼山陽先生作が川中島の戦いについて詠んだ漢詩のようですね。日本外史といえば、今やってるNHK大河の中でも、篤姫島津斉彬からプレゼントされて喜んでた場面がありました。ま、余談です。
で、肝心の意味ですが、要するに打ち漏らしたってことです。
ちょうどこの文章が書かれているところは、奉天会戦において乃木希典軍がロシア軍を攻撃するもついぞ背後を衝くことなく、北へ逃げられてしまったという場面。ここまで分かってやっとなるほどって感じです。
勉強にはなったけど、この言葉今後使うことあるかな〜。ないやろな〜。


■参考
頼山陽の漢詩」のところ。
http://www.lib.pref.yamanashi.jp/kosyu/manabu/sanko.html