続・学校では教えてくれない日本語の秘密

学校では教えてくれない日本語の秘密
トラックバックをいただきました。

おどろおどろしい事が書かれていてびっくりするのですが、なにか誤解があるような気がしてなりません(記事に挙げられている本は読んでないので分かりませんので、記事に書いてあることについてです)。
(中略)
しかし、現代において基準とすべきなのは、あくまでも「現代仮名遣い」であって、「現代かなづかい」ではないと思います。なので今更「現代かなづかい」を基準として現代の日本語表記を語っても仕方ないと思います。

確かに僕の書いたエントリだと現代仮名遣いや常用漢字のことには触れていないので、誤解を与えてしまいかねませんね。確かに現代仮名遣いだと「差詰め」は「さしづめ」でも「さしずめ」でもどっちでもいいです。このことをちゃんと書くのを忘れていました。実際本の方にもちゃんと「現代かなづかい」の後に「現代仮名遣い」が公布されたことも書かれていますし、どういう性質のものであるかについても書かれています。


確かに仰るとおり、「どっちでもいい」等ゆるいルールになってきているので今更現代かなづかいを例にとって語っても仕方ないかもしれません。
ただ「どっちでもいい」っていうのがそもそもややこしいんですよね。これも本書で紹介されていたエピソードですが、現代仮名遣いでは「世界中」は「せかいじゅう」「せかいぢゅう」どっちでもいいんです。けど学校の先生の中にはこの事実を知らずに未だ「せかいぢゅう」を×にしている人もいるとか。確かに僕も「せかいぢゅう」でもOKなんてのはそもそも知りませんでした。まぁ学校の先生も知ってて教えてないのかも知れません。「どっちでもいい」っていわれても子供は混乱しそうですから。


あと指摘された「地面」を「じめん」と読む理由については本には書かれていませんでした。勉強になります。
明治以降の国語の変遷をちゃんと勉強したのが初めてだったのでもうちょっと勉強してみたいですね。次はこの本を読んでみようかな。

私の国語教室 (文春文庫)

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