奈落の底から生還 〜運転免許のうっかり失効から再取得まで〜
奈落の底に突き落とされたのが、2008年1月某日。
ずっと運転免許証の住所を変更していなかったので警察署に変更に出かけました。すると職員の女性の方から、「あのー、運転免許失効してますよ」。
えー!!!!
愕然としましたよ・・・本当に。肩を落として帰宅。ネットで色々調べてみると、失効期間によってその後の手続きが変わります。
- 6ヶ月以内
適正試験を受験
- 1年以内
仮免許取得状態からスタート。学科試験と技能試験の受験が必要。
- 1年超
最初からスタート。まずは仮免許取得を目指します。
僕は10ヶ月目で発覚。不幸中の幸いといったところか。ゴールド免許から一気に仮免許へ。
仮免許取得
1年以内だったので、仮免許取得状態からのスタートとなります。運転試験場へ行って、仮免許発行の申請を行います。京都の場合は長岡京市にあります。地下鉄竹田駅からバスが出てたので、これで行ったのですが、バス乗車時間がめちゃ長かったです。確か30分くらい。JR長岡京駅か阪急長岡京駅からバスに乗って行くこともできます。こっちだと15分くらい。けど、JR長岡京駅からであれば徒歩でもいけます。僕は途中からはずっと徒歩で行ってました。徒歩30分です。
- 仮免許申請費用 2650円
ここでの注意点は、住民票。本籍が記載されていないものは無効です。僕はその本籍がないバージョンだったため、これではダメですと言われ、狼狽。会社休んできているのに、しょーもないミスしてもうた。。。と落ち込む。すると職員の女性が慣れた感じで、「ここから一番近くの市役所はここになりますので、タクシーに乗っていただいたら30分くらいで帰ってこれますので」と教えてくれた。
- タクシー代 1500円
- 住民票 350円
ちなみにタクシーの運転手さんと話していて、この辺の地理に詳しくないのであれば、一度試験場内にある運転練習場で練習させてもらった方がいいよ。とアドバイスを頂きました。
仮免許取得が終わればこの日は終了。運転手さんのアドバイスに従って帰りに予約をしておきました。
なお、実技試験を受けるには、学科試験に受かることと、路上練習が5回以上必要です。
学科試験
googleで「学科試験」で検索すれば、いろんなサイトがヒットします。模擬試験を受験することも出来ます。試しにやってみると全然ダメ。標識も大分忘れているし。。会社の新人君に自動車学校での教材を借り受けて猛勉強です。
後日、また会社を休んで学科試験を受験。
猛勉強の甲斐あって一発合格でした。ふー、よかったよかった。合格後、技能試験の予約をしてから帰る。
- 学科試験代 2400円
午後からは前回予約しておいた練習場へ行って練習させてもらいました。
実技試験は、路上試験と場内試験の2部構成です。なお路上試験は前半が指定コースを走り、後半は自分で決めたコースを走るというものです。場内試験は方向転換(右or左)か縦列駐車になります。
ということで、早速自動車に乗り込み路上へ。試験当日は1台の車に受験生が2人乗り込んで試験を行う。2人とも同じコースを走るのではなく、前半のコースと後半のコースに分かれて行う。両方の指定コースを走り、自分で定義するコースも、あらかじめこういうルートで行くといいよ、と教えていただきました。京都の、しかも長岡京なんて走ったことが無かったので、これは助かりました。
路上から帰ってきて、次は場内課題にチャレンジ。ただ時間が無かったため、1回ずつしか練習できませんでした。
- 練習代 8,500円(50分)
技能試験
1回目は試験代は免除されました。自動車使用料のみを支払う。
以下、戦歴。
回数 | 路上コース | 場内試験 | 価格 |
1 | 前半 | 不合格のため無し | 1000 |
2 | 前半 | 不合格のため無し | 3400 |
3 | 前半 | 不合格のため無し | 3400 |
4 | 後半 | 縦列駐車 | 3400 |
5 | 前半 | 縦列駐車 | 3400 |
6 | 前半 | 縦列駐車 | 3400 |
7 | 前半 | 方向転換(右) | 3400 |
7回目にしてやっと合格。長かったよ。。
京都の場合、後半の方が簡単だと思う。けど、前半ばっかり。でもこればっかりはこちらでは希望なんか出せませんからね。あと、午前の試験か午後の試験かが選択可能なのですが、午後の方がオススメです。午前の方が車通りが多かったし、松下とかの大きな工場があり、出社中のサラリーマンが道を歩いているので、気をつけないといけません。
場内課題はやっぱ縦列駐車が曲者でした。3回連続縦列で落ちた時は凹みましたね。で、実は7回目に迷った挙句、午前中に練習場で路上試験の練習をさせてもらいました。縦列ばっちりやーと思ったら方向転換でした。ま、こんなもんよね。
技能試験での指摘事項
7回も受けたので、いろんなことを指摘されました。お役に立つかどうかは分かりませんが、以下に書き出してみます。
- ミラー調整はシート調整の後
- 横断歩道で人が待ってたのに行ったらダメ
- 左折時は事前に左側によってから出ないとダメ。右折時も同じ。
- 左折がふくらみすぎ。巻き込みを防止するためにも左側に寄ったまま、白線に沿って。
- 右折時は交差点中央に行ってから曲がる。左折の曲がり方とは違う。
- 右折時に右後方は見ているが、左側を見ていない。信号無視で突っ込んでくるかもしれないよ。左折時も同じ。右も確認すること。
- 車の横を通る時に、幅が狭い。もっとあけること。
- 一度停車して再発信する場合は左後方を確認→右後方を確認→発車。左後方確認が無い。
- 車間距離が短い。前車のタイヤは見えること。
- ここは30km/h。速度超えている
- 障害物を避けるときの指示が短い。特に追い抜いた後の戻るときの指示。3秒必要。
- 人を避けるためにハンドルを切る場合も障害物を避ける時と同様に方向指示を出さないと。
- カーブを曲がる時の右足はブレーキの上に。アクセル踏んでいる。交差点は一番事故が多いポイント。いつでも停止できるようにする。
- 停止線をはみ出したらダメ。後ろに車がいなければバックで戻る。
- 見通しの悪い箇所は徐行して左右を確認すること。右はよく見れているが、左が見れていない。
- メリハリのある運転をしてください。特に50km/hになっている国道は一気に加速すること。前方が赤信号であってもちんたら走らないこと。
- 雪が降ってるんだから、40km/hまで出せる道路であっても出してはいけない。晴天時と同様に運転してはいけない。
- 目視で確認して方向指示器を出してまた目視で確認してるけど、方向指示器だしてからの確認でいいです。
技能試験合格後
自動車学校で、講習を受ける必要があります。
- 普通車講習 9800円
- 応急救護処置講座 3600円
最後に免許交付です。
- 免許交付手数料 1650円
最後に
1回で受かることはまず無いんじゃないかと思います。試験で一緒になった人に聞いていても大体6回目くらいで合格されているみたいです。ちなみに、ほとんどの人がうっかり失効の人達です。自分だけじゃないです。
なんども不合格になると凹むと思いますが、合格する日は必ず来ますので、頑張ってください♪