斉藤孝のざっくり!日本史
- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2007/11/30
- メディア: 単行本
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1日で読みました。
ポイントは
- 歴史に文脈を見つけること、つまり流れで理解すること。
- すごい!と思えるポイントを見つけること。
だと思います。でもこれ、歴史好きな人なら自然とやってることだと思います。自分もそうです。すごい!という感動があるから歴史をもっと知ろうと思うし、あの時の出来事が現代に影響を与えているのか、という流れを見つけるとさらに面白さが増します。それに歴史のエピソードを知っていると、風景が違って見えます。例えば幕末を知っているだけで京都の河原町あたりや鴨川が違って見えてきます。海外旅行に行った時も然りです。同じ景色でもいくらでも違って見えてくるんです。
本書は歴史好きな人も十分楽しめると思いますが、歴史が嫌いな人にこそ読んで欲しい本です。まさにその時々の出来事が「日本人」というアイデンティティをどう形成していったか、日本文化をどう形成していったか、現代にどう影響を与えているかというような流れで書かれています。
歴史の授業もこの「流れ」にもっと着目して教えてくれたら歴史好きがもっと増えるのになぁと思うんですけどね。でも本当は社会の先生こそ誰よりも流れを理解し、トリビアいっぱい持ってるはずなんですよね。じゃ、やっぱそういったものを発揮させていない制度がわるいのかなぁ。。