45分遅れで10:00頃バルセロナに着く。
っていうか雨降ってるやーーん。。ま、これまで晴天続きだったので、1日くらい雨でもしょうがないか。
タクシー乗り場からタクシーに乗ってホテルまで。初のタクシー乗車。きちんとメーター点けてくれた。タイでは何回も「メーター!メーター!」といっても通じてない振りしてたからな。

チェックイン

これまでイタリアはすべてトラディショナルなホテルでしたが、スペインは一転して現代風のデザイナーズホテル。不思議な建物の後ろに立ってる黒と白のがホテルです。客室がある廊下とかは青いのです。
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街自体も近代的な建物が結構建っていたり、高層ビルがちらほら建ってます。
午前中だったので無理かな、と思いきや入れてもらえました♪日本語でも挨拶してくれた。イタリア人より愛想もいい。

サグラダ・ファミリア

駅から出たそこにはサグラダ・ファミリアがでーんと建っておりました。

あー、ついに生で見れた!!ということで感激★
入場料8ユーロを払って中へ。本当に今もがんがん建築中でした。おもしろい形をした彫刻がいっぱいです。

中には博物館もあって、かなり楽しめました。これまでの建築過程を写真で表示してあったり、ガウディのデッサンなんかもありました。
中でも興味深かったのは、サグラダ・ファミリアに施された彫刻や柱の形が何にインスパイアされているか、を展示したものです。木の根の形をデザインに取り入れたり、貝の内部構造を螺旋階段に取り入れたりと、ガウディの建築は常に自然をお手本に人間の技術がどこまで自然に近づけるか・取り入れられるか、に挑んでいるように見えました。
柱ひとつを取ってみても非常に複雑な形をしていますが、自然はもっともっと不思議な形をしてるもんなー。

カサ・ミラ

ガウディ設計の建築物。日本の建物も、ビルもなるべく真っ直ぐ、長方形をしていたりするんだけど、これは間逆。曲線のオンパレード。ぐにゃぐにゃ。なんか生き物みたいです。30分待ちくらいで中に入れました。

屋上にはオブジェがたくさん。全部不思議な形。その下の階は博物館になっていました。その下の階も見学可能で、今も使用中の部屋がある様子。
こんなところにどんな人が住んでるんだろ。

カサミラ付近の地面もかわいい模様のタイルが張り巡らされていました。

グエル公園

駅から1kmくらい歩いたところにグエル公園はあります。途中ものすごい坂を上って行くんですが、坂にエスカレーターがついてた(笑)。
かなり高いところにあって、バルセロナの街が見下ろせます。サグラダ・ファミリアも見て取れる。

この公園というか今日見てきたどこよりも一番好きだったのはこの場所。よく雑誌なんかで写真みるけど、なんかずっといても飽きない気がした。このちょっとずれた感じや、柱のうねうねした感じなど、本当に生命力を感じます。明らかにデザインされてるんだけど、嫌味でないというか、なんというか、不思議な居心地の良さを感じました。

奥に進むと広場になっていて、ここにはヘンゼルとグレーテルのお話に出てくるような、かわいい家がありました。中はお土産ショップです。


グラフィティがあるんではないかと心配してたけど、全然見当たりませんでした。よかったよかった。

ガウディ三昧もここで終了。

ピカソ美術館

ここには、ピカソの美術品が年代ごとに展示されています。
初期の作品、10代の作品もありましたが、その時点でめちゃうまい。人物画、風景画なんかもしっかりしている。初期の頃の作品ってあんまり、というか初めて見たけどやっぱ基礎はしっかりしてる。当たり前やけど。
途中で人物画において、目の位置がおかしなものとかが出てきます。「あ、きたきた」なんて思ったり(笑)。
で、その先にはいきなり直線で書かれた絵が展示されています。通常どんなものも曲線を帯びているのに、人の顔や楽器なんかが直線をメインに描かれているのです。なんというか実験してるという感じを受けました。自分の常識を壊そうとしている感じでしょうか。
その先に進むと、一気に色がカラフルになって、落書きみたいなひよこの絵とかがキャンバスにがんがん登場するように。まさに突き抜けた感じで見ていて気持ちよかった!意味は分からないけど(笑)。その後は、ピカソといえば、な絵がどんどん終わりまで続いていきました。
こうやって時代ごとに並べられると非常に興味深いですね。自分との戦い、のようなものが見受けられ、苦悶や希望なんかを感じ取ることが出来ました。人生の縮図のような。
爆笑の太田が前にNHKの番組で、「ピカソは意識的に子供になれるんだ」とか言ってましたが、分かる気がします。あのひよこの絵なんかまさに、「あほでーす」って言ってるそのものだもの(笑)。でもそれが出来る大人ってあんまりいないよな。

フラメンコ

最後にフラメンコを見てきました。観光客向けやからそんなには大したことないんだろうとあまり期待していなかったのですが。。。
100人程度しか入らない、小さめの部屋に連れて行かれて、席は最前列。実はこの時点で二人ともめちゃ眠く、待っている間あくびばっかりしてました。この席で寝たらめちゃ気まずいぞ。
ショーがスタート。太いおばさんがものすごい声量で歌って消える。その直後座っていた男の人がものすごいビートでステップと手拍子。後ろに立っていた3人くらいの男の人たちも持ってた杖でドンドンビートを刻む。
据わっていた男の人が立ち上がり、ものすごく踊る踊る踊りまくる。黒い衣装に身を包んだ若い女性が出てきてこれまた激しいステップで踊る♪
圧倒されて眠気なんか吹っ飛びました!フラメンコギターもすごい指づかい。後ろに立ってる男の人達が掛け声をかけたり、ものすごく歌ったり!

1時間くらいのステージでしたが、めちゃめちゃ興奮しました。なんというか情熱的な歌、音楽、踊りに圧倒され、すごいエネルギーで満たされた感覚。
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本当に良かったです!スペインはガウディの建築といい、ピカソの絵画といい、フラメンコといい、いろんなエネルギーに満ち溢れてるなぁ!